BookRooster の新サービス

以前、ミステリ作家 A. J. Konrath の新作のために書評を書いたことがありました。自分のブログ、およびアマゾンに書評を書いてくれるなら、出版前に無料で新作を渡そう、と彼が提案していたので、電子書籍のマーケティングに今日のあった私は早速彼にメールを送ったのです。

ツイッターやフェイスブックを通して書評してくれる人をつのり、ネット上に英語で言う buzz を引き起こすというやり方は見事に功を奏し、その新作はいきなりベストセラーになりました。そして本の制作にかかった費用を三日くらいで取り返し、その後の売上はすべて純益という状態になりました。

ただ、この作戦はメールにいちいち応答したり、傍目にも手間ひまのかかるもののようでした。ブログやホームページを持っていない人が提出した書評を掲載する、特別のホームページも作っていたようですし。

効果はあるけれど、やるとなればなかなか面倒なこの作戦。それをビジネスに変えてしまった人がいるらしい。

つまり書評をする人に本を配り、アマゾンにレビューを書いてもらうというサービスが現実に存在しているのです。料金は49ドル。

これをはじめたのは Catherine MacDonald という人で、BookLending.com とかキンドル・コミュニティーから熱心なレビューアーを二千人ほど駆り集め、BookRooster.com というものを設立しました。そして作家から要請を受けると、mobi 形式で本をレビューアーにまわし、カスタマー・レビューを書いてもらうというものだそうです。現在レビューアーの数は二万六千人まで増えている。

Konrath は Flee という作品をこのサービスを使って宣伝することにしてみました。すると数日のあいだに二十ほどの新しいレビューがあらわれ、その新作は警察物、ロマンチック・サスペンスの分野でランキングがどんどんあがったそうです。

レビューの質も高いし、彼の作品を読んだことのない人も書いてくれます。ファンスの裾野を広げる意味でもこれは有効なサービスといえるでしょう。レビューアーのほうはピカピカの新作をただで読めるのだから、こちらも文句はない。これはなかなか可能性のあるシステムだと思います。(くわしくは Konrath のブログをご覧ください。)
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